gnuplotによるグラフ描画

簡単なコマンドまとめ。
外部ファイルに

0 0 0
1 2 3
2 4 6
3 6 9
4 8 12
5 10 15

のようなファイルがあったとする。plotするには

plot "data.dat" using 1:2 title "y=2x" with lines


usingでx:yに使うカラムをそれぞれ指定、titleは線の名前(表題は別)、with 〜でプロットの形式。
複数同時に書きたければコンマで区切って"data.dat"から書き直せばいい。
・複数行にまたがる命令にしたければ(見栄え的に)\を使えば良い
・判別できる範囲で全ての命令は省略可能
という便利機能もあり、それを考慮して同時に2つ描こうとすると

p "data.dat" u 1:2 ti "y=2x" w l,\
"" u 1:3 ti "y=3x" w l


こんな風になる。ファイル名も省略可。
あとはグラフの見栄えを整える。大体はsetから始める。

set xrange[0:5]
set yrange[0:15]
set grid
set xtics 5
set mxtics 5
set ytics 5
set mytics 5
set title "testdata"
set xlabel "x"
set ylabel "y"

上から順に
・x,yの表示範囲
・グリッドをON
・x,yの大きな目盛り、小さな目盛りの順に指定
・表題
・x,yのラベル
を指定している。

他にはプロットデータの保存や、画像ファイルでの出力が出来る。
細かいことは割愛してコマンドだけ下に示す。

save "plotdata.plt"
%プロットデータを保存。読み込むにはload ""


set term png size 300,300
%png出力モード。このときサイズを指定
set output "plot.png"
%アウトプットする画像の名前を指定
replot
%再描画


set term windows
%windowsモード(通常状態)に戻る。Linuxではset term x11らしい。やったことがないのでわからないが。